特報!愛のスクープ

愛なき時代に愛を求め、今日もさすらう私。 美しいもの愛しいものを見つけては配信していきたく思います。 どうぞよろしくです。

あの日本映画界の巨匠小津安二郎監督と「ウルトラマンタロウ」の意外な接点が明かされる!

あの日本映画界の巨匠小津安二郎監督と「ウルトラマンタロウ」の意外な接点。
確かに言われてみて振り返ると随所に家族をテーマとした小津調を感じる。
なるほど、そうだったのか。40年の時を経て、いま気づかされた。

f:id:kiriko9b:20140806000157j:plain

 

小津安二郎の世界観にインスパイア!? 「ウルトラマンタロウWOWOWにて放送 

WOWOWでは、昨年末から「円谷プロ×WOWOW プロジェクト第2弾」として、「第2期ウルトラマンシリーズ」と呼ばれる人気作品のハイビジョンリマスター版を放送中。8月9日からは、いよいよ「ウルトラマンタロウ」(1973~1974年放送)が登場する。それを記念して、同作の熊谷健プロデューサー、「ウルトラマンギンガ」「ウルトラマンメビウス」でメガホンをとった監督・特撮造型師の原口智生、そして落語家の柳家喬太郎が集まり、同作の魅力を語り尽くした。

ウルトラマンタロウ」は、円谷プロ創立10周年記念作品として1973年に放送された「第2期ウルトラマンシリーズ」第3弾。「ウルトラファミリー」の概念を打ち出すなど、意欲的な新機軸を打ち出した作品として人気が高い。熊谷プロデューサーによると、この「ファミリー」の概念は、日本映画界の巨匠、小津安二郎作品の世界観からインスパイアされたものなのだという。「僕は小津さんのドラマが大好きで。サスペンスも殺しもない小津さんの世界をウルトラマンに持ち込めないかと思って。「家族」の物語が心底やりたかったんです」と述懐。ウルトラマンと小津作品の意外な接点が明かされ、2人を驚かせた。一方、原口は、「僕は昔から『タロウ』が大好きなんですが、この作品が小津監督の世界観から出来上がっているとは。子ども向けの作品だと思われがちですけど、この楽しい世界観をぶれることなく作り上げることは本当にすごいことだと思う」と語った。彼の祖父は、東宝の映画録音技師であったことから、子どもの頃から撮影所に見学に行っていたのだという。「まわりの友人はウルトラマンを卒業していったんですけど、自分は忘れられなくて。小さい頃からウルトラマンの見学に行っていましたね」と振り返った。

前作「ウルトラマンA」で月に帰った南夕子と、怪獣を臼に見立てて、もちつきを行ったり、ウルトラの父が巨大なサンタクロースの姿で登場するなど、コミカルな演出が多数登場するのも「ウルトラマンタロウ」の特徴のひとつだ。「タロウは、観ていて和やかな気持ちにもなれる明るい作品。だけど、それとは別に、これまでのウルトラマンシリーズのようにハードで考えさせられる回もある。玉手箱のような作品だと思います」と評する原口に、喬太郎も「玉手箱という表現はまさにその通り。ウルトラマンが始めて僕らの近くにきたような感じでしたね」とその意見に同意する。

当時の人気番組「新サインはV」に出演していた坂口良子をゲストで出演させたり、人気アイドルグループ・フィンガー5の楽曲を使用するなど、当時の子どもたちの流行を敏感に取り入れたこともタロウの特色だ。熊谷プロデューサーも「当時は、少年雑誌の編集長たちを集めて、月に一度の食事会をやっていたんです。どういう展開になると子どもたちが喜ぶのか。どういった内容になるといいのか、といったことをリサーチしていました。それはさかのぼると、円谷英二さんの時代からそうで、SF作家の人たちを集めて食事会をして、そこで登場した会話の中から、ゴジラなどの参考にしたんです」と解説。数々の裏話を聞いた原口も「そういった意味で、タロウという作品には、あらゆるものを積極的に取り込んでいって、楽しくしていこうというパワフルさを感じますね」と感心した様子だった。そして最後に熊谷プロデュ-サーは「『タロウ』は親子で一緒に観て会話を交わせる作品。今、失われつつある人間としてのすばらしさ、優しさをこの『タロウ』という作品から感じ取ってもらいたいですね」とアピールした。

この対談の模様は、ミニ番組「ウルトラマンNo.6! ウルトラマンタロウの魅力」として、無料放送中。

引用元:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002242.000001355.html

小津安二郎 - Wikipedia

f:id:kiriko9b:20140806000605j:plain

小津 安二郎(おづ やすじろう、1903年12月12日 - 1963年12月12日)は、日本の映画監督脚本家である。「小津調」と称される独特の映像世界で優れた作品を次々に生み出し、世界的にも高い評価を得ている。「小津組」と呼ばれる固定されたスタッフやキャストで映画を作り続けたが、代表作にあげられる『東京物語』をはじめ、女優の原節子と組んだ作品群が特に高く評価されている。